3.3 ひな祭りは

ひな祭りは厄除け

 昔は季節の変わり目には邪気が入り込むと信じられていたので 

邪気払いとして穢れ(けがれ)を移すための

身代わりである形代(かたしろ)というものがありました

 この形代と 

宮中の人形遊びがむすびついたのが「ひな人形」です。

厄除けの願いがひな人形の始まりなので 

 邪気払いに役立つものが多く飾られています

 

桃の花(厄除け)

  桃の漢字は木偏に兆と書きますが、

 兆ほどたくさん実がなるとされていることから

 多産や安産などを表現しているそうです。

 

桃の花の花言葉は

 天下無敵・チャーミング・私はあなたのとりこ

 桃太郎の名前のように厄払い、

鬼退治の力が桃にはやどるとされています

 

白酒(体から邪気を祓う)

 草もち(よもぎの香気が邪気を祓う)

 ひし餅(心臓をかたどり子供の健康を祈る親の気持ち)

     ひし餅は5色のお餅。

     茶色黄色赤 の順ですが、

    これは土から葉が伸びて、茎があって、花が咲く順で

    成長を願っています

   3色のものは、赤(桃の 花)、白(雪)、緑(草)とも

    言われています。

 蛤(自分のかたわれでなければ絶対に合わないことから、

    女性の貞節を教えています)

 また、ひし餅や雛あられに見られる白・青・桃の3色はそれぞれ、

雪の大地(白)・木々の芽吹き(青)・生命(桃)を表しており、

この3色のお菓子を食すことで

自然界からエネルギーを与えて頂き、

元気でいられますようにという意味があります。

 

ひな段に飾られている人形はお嫁入りするときに

 もっていくと良いものが 

飾られていると思ってください。

 現代で考えると 三人官女はメイド・

 御所車は車。囃子はオーデイオみたいなものです

 

ひな祭りは 季節の変わり目は 

気温の変化が激しいため少し体調管理に気をつけて 

子供達と幸せにすごしてくださいと昔のひとからの伝言も 

こめられているようです 

。。。愛羅。。。。

 

 

3月1日~3月14日 お水とり

奈良東大寺のお水とりが始まりました。
これは 東大寺の二月堂の本尊、
十一面観音に、

僧侶たちが罪過を懺悔(さんげ)して
世の中の罪を一身に背負い
人々に代わって苦を引き受ける者となり、
除災招福を祈る、祈願法要のことをいいます


お水取りといわれる由来は
昔、実忠和尚が十一面悔過法要中で、
全国の神の名前を唱えて勧請した時に、
若狭の国の遠敷明神(おにうみょうじん)だけが、
遠敷川で魚をとっていたために遅れたので
その責任をとって明神が、
このお勤めに「遠敷川から水を送る」ことにしました。


すると、二羽の黒と白の鳥が飛び立ち
そこから霊水が湧き出し、
この水が地中の水路を通って
東大寺の閼伽井屋(あかいや)に
再び湧き出しました。
この水が内陣の香水として利用されるので
「お水取り」と呼ばれるようになったそうです

伝説では、この日にしか、お水が湧いてこないことになっています

奈良のお水とりで もうすぐ 

除災招福を祈りとともに 春がやってきます

 

。。愛羅。。。。

 

3/14 ホワイトデー

これは日本特有で 

 

海外でホワイトデーと言っても

 

なんのこと?と聞かれる可能性が高いです

 

バレンタインデーの由来となった聖バレンタインの

 

殉死した日から

ひと月後の3月14日、

その男女はあらためて二人の永遠の愛を誓い合ったということです。

この日を記念した日は、

ヨーロッパをはじめ世界中の多くの人々に語り継がれ

 

ポピーデー、フラワーデーという日はあるようです

 

ホワイトデーというのは

 

キャンデーの日、

マシュマロデーなどとしたかったようですが

 

白(ホワイト)には

幸福を呼ぶ・縁起が良い・純白、などのイメージがよいので  

 

ホワイトデーという名が浸透したようです

 

 

 

日本人の習慣の中に 

頂いたらお返しをするというものがあるので

バレンタインの日に頂いたまま放置するよりも

 

お礼をする日が決められていると 

 

お返しすればいいのかと悩まなくてよいので心が楽なので 

ホワイトデーは受け入れやすかったようです

 

 

 

人と人をつなぐ日と思って 

 

感謝に満ちた日になりますように

 

 

。。。。愛羅。。。。。

3/16 十六団子

今日は農神おろし(田の神おろし)と言われ
田の神が山から戻ってくるとされる日です


そして1016日には神が山へ帰る日として
今日と同じように団子を供えるそうです

 

春の訪れとともに 

 

いよいよ農作業が始まります、


収穫のために歩み始める日なのです。
すなわち人生の成功に向かう
歩みが始まると思ってください

 

なぜ 十六日が神を向かえる日なのか
という理由は不明なのですが、

朝廷に白い亀が献上された事を
めでたき事として年号まで改元されたことがあり、
その日が848年の6月16日だったため、
『十六』を縁起のいい数とする
風習が始まったと書かれている文献があるので 
春の3月の縁起のよい日ということで 

16日が選ばれただけのようです。

 

 

古代の人々にとって山は神秘的な世界であり、
そこに神霊の存在を信じてきました。

 

農民にとってその代表が「山の神」であり、
毎年山と里とを行き来する農耕神です。

 

春に里へ下りてきて「田の神」となり、
秋の収穫後には再び山に帰って「山の神」
となると信じられています。

 

 

お団子を供えて自然の力に感謝し
生きている自分に感謝して春の訪れを感じる日にしてください

 

。。。愛羅。。。。

3/18 彼岸の入り

今日からお彼岸の入りとなります
お彼岸は仏教的なものと思いがちですが
「日願」といって 古来の太陽信仰で、
おひさまに対して願う「

日の祈願」が発祥という説もあります

彼岸という言葉が 
サンスクリット語の波羅蜜多(パーラミター)が語源で、
意味は「彼の岸へ至る」ということなので 
「日願」という太陽信仰を連想するのはむずかしいですが、
お彼岸の仏教行事は日本独自のもので
インドにも中国にもないようです。

昔の人々は 田畑を耕す暮らしをする人が多く、
日の神を信仰する中で 昼夜が同じになる、
春分と、秋分は、春は種まきの時期、
秋は収穫の時期となり 豊作などを祝い、
神様や先祖に感謝する習慣があったところに 
仏教の彼岸思想が混ざり、今のように お彼岸には 
お墓参りに行ったりして 

御先祖さまに感謝するようになったみたいです

(他諸説色々あります)

 

きびしい寒さの冬が終わり 

 

暖かな春の訪れを迎えることができるのも

 

命をつないでくださった先祖さまのおかげと思って 

 

お墓参りができなくても 心に思いを描いてください。

 


。。。愛羅。。。。